チャレマス取ったので運営に文句を言います。

RAGEの運営大変そうですね…オンライン大会は選手に依るところが大きいので、しっかり大会規約を読んで運営に極力仕事を与えない、相手へのリスペクトを忘れないことを大切にしましょう。頑張れRAGE、頑張れサイゲ

[2Pick 過去1のクソ環境?]

2020年3月30日、シャドウバース第16弾カードパック「ナテラ崩壊」が正式リリース。多くのプレイヤーがランクマッチに突撃する中、一部の物好きがアリーナに集結する。そして誰もが一瞬で辿り着いてしまった。ネメシス

[アリーナの闇]

前提として、アリーナの2PickとレートやJCGなどの2Pickは全くの別物だという事を分かって頂きたい。レートやJCGでは1回対戦するごとにデッキを組み直す、いわゆる一発勝負の形式である。一方アリーナでは、1度組んだデッキを5回連続で使用する(構築ならグランプリの形式)。問題点はただ一つ、5連勝しないと意味がないという点である。JCGやレートでは毎回デッキを組む性質上、自分が下振れたり相手が上振れたりして負けた時に(勿論普通に負けても)悔しかったりイライラしたりはすれども、「これは仕方がなかった」とか「次は勝とう」とかでちゃっちゃと気持ちを切り替えていける。一方アリーナでは5連勝必須なので、5戦中の1回でも負けると(特に4-0で迎えた最後の1戦で相手にブン回られて負けた時とか)非常にダメージを受ける。「5勝の回数」が全ての基準となるアリーナ2Pickでは「自分が下振れない」「相手が上振れない」ことを5回揃えなければいけないという非常に過酷なゲームなのである。

今期のアリーナ2Pickが非常に辛いことが広く知れ渡ったであろう出来事はこちらである。

https://twitter.com/shadowversa_jp/status/1247629811230445568?s=21 (バーサプロのツイッターより)

バーサプロは過去に大会、レート、プロリーグ、そしてアリーナと全てにおいて結果を残し、シャドウバース2Pickerの中で最強と言っても過言ではないプレイヤーである。過去何度も平然と(?)アリーナで5勝を積み重ねて来たバーサプロだったが、今回の企画で5勝を5回するのにかかった時間はなんと28時間半。2Pickトップレベルの選手が28時間かかったのなら一般人は何時間かければチャレマスを取れるのだろうか?

https://twitter.com/forestbanban/status/1248372480110026754?s=21 (フォレストプロのツイッターより)

その後フォレストプロが5勝5回に挑戦。フォレストプロも数々の実績を残しているトップレベルの選手ではあるが、かかった時間は22時間。今期のアリーナがしんどいんだなあということがお分かり頂けるだろう。

[どうして苦戦するのか]

ズバリ「インフレ」である。

経済用語「インフレーション(inflation)」の略であり、本来の意味は「物価が持続的に上昇すること」である。そこから転じて、エキスパンション(要するに弾)が進むにつれ、新しく出るカードのスペックが徐々に高くなっていくこと、もしくはそうしたカードが増えていく環境のことをいう。

カードゲームでインフレするのは当たり前だしインフレしてくれないと面白くないので、それに関しては仕方がない。しかし、カードパワーが上がったことによって上振れられるとどうしようもない盤面を作られてしまう可能性が高くなり、結果として1度も負けられないアリーナ2Pickにおいて5連勝し辛いという自体が起きているのである。

[リーダー間格差]

ローテーションの環境を踏まえて新カードを作っている都合上、他のフォーマットではリーダー間で強さに格差が出るのは自明である。さて、今環境はどうなっているのだろう… どうやらネメシスがぶっ飛んでいるようである。

[Pickネメシスを見てみよう!(怒)]

ネメシスは新たな弾が追加されるごとに順位を上げていき、第15弾「アルティメットコロシアム」でネメシスが盤石の1位を取ることとなった。

超万能AoEである「ブーストキッカー」

先3に置かれて詰む人続出でPick初の制限カードとなった「重力の柔術師」

4/6/6は添えるだけ「ドミネイトフォートレス」

先1に置かれるとアドをとられ続ける「バレッジスマッシャー」

相手の大型を楽々処理しながら盤面に大型を残せる上に無料進化のおまけ付き「アーツマスター・カルラ」

7/7潜伏7ダメージ、進化すると14/14になる最強のフィニッシャーでありながら7回復で遅延もお手の物「カイザーインサイト」

その他にも強いカードがたくさん。2Pickでは構築のコンボは中々決まらないので、セットで強いカードよりも単体の性能が高いカードが好まれる傾向にあるが、いくらなんでもこいつらやばすぎるでしょ!1体で盤面形成、盤面処理、フィニッシュまでいけてしまうぶっ壊れカードが勢揃いである。

一方AF関連のカードは弱体化。特に「機構の解放」や「アーティファクトコール」は金虹のカードでありながら使い道が限られすぎていて事故の要因となっていた。

そして第16弾「ナテラ崩壊」。新たに「パラダイムシフト」とその関連カードが追加された。

パラダイムシフトの強みは3種類の強力なAFを状況によって使い分けられると言う点と、AFが死ぬとコストが下がるため、他のカードによって場に出されたAFだけでなくパラダイムシフトによって場に出たAFが死んでもコストが下がる点である。盤面を捌かれても2枚目のパラダイムと合わせて盤面構築が可能になっただけでなく、序盤に攻められても突進で盤面を削りつつ回復して遅延でも、最後の詰めとして2点疾走2点ダメージでも使えるという攻めの面と守りの面で共に強化されることになった。

関連カードも超強力。 盤面処理カードにも盤面形成カードにもフィニッシャーにもなる有能札「チャクラムオフィサー」

効果はシンプルだが腐る場面がない有能札「マジックエンジニア」

盤面を処理しながら自分でパラダイムシフトを加えて自分で下げられる今期の象徴とも言えるカード「アイアンスティンガー」

盤面処理、守護立て、フィニッシャーになり得る強力カードを手札に加えながらパラダイムシフトを下げる最強カード「運命への反逆」

足りないところを埋められる(2パス回避、パラダイムシフト下げ、盤面形成、打点確保)「アーティファクトの同調」

さらにAFカードを大量に使うようになったため、今まで微妙に使い辛かったAF関連カードも大幅に強化。

攻めも守りもパワーカードが勢揃いしているから上振れやすく、使い勝手の悪いカードがないため事故りにくいという、他のリーダーでは中々崩せない最強リーダーになったわけである。

(…あれ?)

[まとめ]

上振れが強過ぎる、だからどうしても勝てなくて5勝ができない、そしてそれがネメシスだと起こりやすい、とまあそんな感じですね。加えてネメシスは他のリーダーと上振れてないもの同士の勝負になった時にパワー勝ちできることが多いです。多くのPickerがチャレマスを取るときにNmの回数だけめっちゃ多いのはそういうことでしょう。

[今期のけーえぬ]

チャレマスまでの戦績をまとめたよ。 5-0 15回(Nm11、R2、W1、V1) 4-1 61回 3-2 6回 対面Nm率 49% 負け試合の対面Nm率 71%

4-1多過ぎて禿げました。だあーー

[終わりに]

ネメシスが強いからといってネメシスを使えば勝てるというわけではありません。当然ある程度基本的なことが分かっていなければどうしても強さを活かしきることができません。上手い人はネメシスの使い方だけでなく、対面がネメシスだった時にどうやれば勝ち筋を通せるかも研究しています。戦績を出したい方は是非何度も対戦をしてコツを掴んで欲しいと思います。個人的にネメシスは、パラダイムシフトが下がりきるまでに若干ラグがあるのと序盤にブーストキッカーの処理が出来ないことから、序盤に盤面を形成して攻めきるか、油断してパラダイムなどを攻めに使った返しに疾走でぶち抜くなどの対処をすれば案外勝てることがあります。後は相手の公開情報(パラダイムシフトや人形の枚数など)をしっかり頭に叩き込んでプレイするとより良い勝負が出来るのではないでしょうか?

内容のないブログになってしまいましたが、読んで頂きましてありがとうございました。

追記

文句言ってなくね…?

今後暫くはシャドバ もブログも控えめになると思います。特にブログは、突発的に何か書きたくなることが出てこない限りは1年以上空くことになりますね。またお会いできる日を楽しみにしています。